2014年1月15日水曜日

赤ちゃんの検査を越えて

妊娠7ヶ月目。
この7ヶ月間は大事なことを学んだ期間でした。

8ヶ月目からは妊娠後期になるので
初期から中期までのことを
改めて書き記しておきたいと思います。


妊娠しているんだ。
母親なんだ。


と私が感じたのは

エコーで赤ちゃんがしっかり見えた頃でした。

でも、その頃、
お医者さんから聴かされた言葉をきっかけに
私の人生観は大きく変わりました。


「赤ちゃんの首が少しむくんでいる」


当時の私は、知識もなく
その瞬間それが
なんの意味を持っているのか分かりませんでした。


妊娠初期に赤ちゃんの首のむくみ(NT)が見える事は
よくあることのようです。



そして私は担当医からNTの説明を聞きました。



・NTが厚ければ厚いほど、
胎児に染色体異常がある可能性が高くなると言われていること

・染色体異常でもっとも多いのはダウン症。
他にも色々なタイプの染色体異常があること。

・初期の赤ちゃんはまだ小さく、循環機能が未熟であるため、
生理現象である可能性も高い。
決してNT=染色体異常ではないこと。

NTに関しては、
ここで詳しい説明はしきれないので

詳しく知りたい方は
こちらの情報等をお読みください。


担当医から

「希望であれば
もっと詳しく調べてくれる病院を紹介します。」


ということだったので紹介して頂きました。



紹介して頂いた病院は


国立成育医療研究センター病院



NTの測定と説明を受けに後日受診することに。


その日の帰り道、
一人で言葉にならない感情がこみ上げました。



言葉にするとしたらとにかく



不安だった。



染色体異常。



その現実と私は、
今まで身をもって向き合ったことはなかったのです。


我が子と、家族、命について
私はこの時改めて真剣に考えました。


しかし考えても考えても
答えが見付からない。


ただ、問いかけの中で気付いたこともありました。


それは


"自分がどれだけ恵まれていたか"



を感じた瞬間でもあったのです。



この体も心も命も
奇跡のように感じました。


隣に歩く親子を見ただけで
全てが奇跡に感じ、

震えるほど涙が出ました。


きっと私は今後もあの日のことを
忘れる事はないと思います。



そして後日
国立成育医療研究センター病院へ。



改めてNTの測定へ。

国立成育医療研究センターは
胎児から思春期までの小児専門病院であり、

子どもが来たいと思うような
アメニティが施設内に備わっています。




大人の私でもその空間はホッとするような温もりがありました。



そして測定。



中には5~6人ほどの先生がいらして
一緒に覗いています。


大人数が見てるのでちょこっと緊張。


でもエコーをあてながら先生達が


「かわいい~」 「よく動いて元気だ!!」


と、終始穏やかに話しかけてくれて

ガチガチに緊張した私の心がほどけていきました。



何度も何度も時間をかけて測定して、


ようやく測定終了。



結果、赤ちゃんのNTは2mmほどだということで
正常範囲であることが分かりました。


その後説明で


「正常範囲ではありますが
血液検査や羊水検査はご希望ですか?」



と聴かれました。


この出生前診断や羊水検査は

染色体異常の有無を調べられることで

中絶する人が増える等、

人道的議論がされていますね。



しかしこればかりは
家庭それぞれ、答えがあると思います。



そして私たちはどう考えるか、
改めて旦那と話しをすることにしました。


少し緊張しながら話し出した私ですが
夫は終始穏やかで


「検査はしなくていいんじゃないかな」


という言葉をくれました。


検査をしても、産まれてからも
確かなことなんて分からない。

どんなことが起きても
ありのままの事実を受け止めて、


向き合って生きて行くことを決めました。


それを決めてからは

とにかく今できることを
一生懸命にすることにしました。


私ができることは
赤ちゃんがしっかり育つように体を気遣うこと。

夫ができることは一生懸命働くこと。


それぞれ今出来ることを一生懸命やりながら
産まれてくる赤ちゃんを心待ちにしています。


妊娠初期から中期までに学んだことを
これからの妊娠後期に活かしていきたいと思います。


26歳。


知人の死。

家族の病気。

そして妊娠。


「命」について向き合うことが多かった。


この期間は、
家族や、支えてくれた友人。
日々成長してくれている赤ちゃん。
そして全ての命に。

心から、感謝した期間でした。


さぁもうすぐ妊娠後期。

最後の準備期間です。安産になるように
健康に頑張ります!!

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6 件のコメント:

kumi さんのコメント...

いのち…
BEBEさんこんにちは。ブログを読んでいたら、うちの三番目の子を妊娠した時のことを思い出しました。 上のニ人が何事もなく妊婦生活が進み、無事に産まれてきました。なので、三番目の子の時にBEBEさんと同じように、いつもの病院で、先生が、首がちょっと…と言われました。私はもしそうならどうなのか、何が起こるのか?聞いてみました。先生は、ほんの少し気になるから大学病院で詳しいエコーの先生に診てもらってほしいなと。 私は赤ちゃんの体は元気ですか?と聞くと、とても元気ですよ。と言いました。 私の心は この子が来てくれたときから産まれて来てねと決まっていたので、主人も、どんな子でも産まれてきた子がうちの一番の子だよと言いました。でも検診の帰り道、涙が出ました。何でだろう… どうして?って。涙が出る自分が弱いなって、悔しくなりました。結局、先生が心配してくれて大学病院へ行きましたが、正常の範囲内と言われました。私はそうでなくても羊水検査は受けないつもりでした。受けるということは またそこで選択しなければいけないから。だけど、だれかが他の選択をしても、それは誰も責められません。だからこそ助かるいのち。だからこそ迷う人。医学の発達をどんな風に皆思うのだろう… そんな事を思い出しました。
寒くなりましたね、どうぞ暖かくお過ごし下さい。

キング・オブ・ソリチュードです。 さんのコメント...

(・_・;)
むずかしい問題ですよね…ξ
コメントもむずかしいです
(-.-;)

ターナー さんのコメント...

国立成育医療センター
成育センターができる前、大蔵病院と言いました。妻は母体が安定していないので入院しました。
結果からいいますと無事、出産することが出来ました。
ただ入院している時無断で外出するは、なんやかんやで看護師さんにいつも怒らていました。
いつも親身になってくださった看護師さんがいらっしゃいました。いまどうしているのでしょうか。
国立成育センターになり、息子は扁桃腺肥大と蓄膿症があるということで、手術をしました。喘息で入院もしました。
近くに専門の病院があることは大助かりです。
うちの息子、発達障害です。見た目は普通の子と変わりませんが、病名聴いたときはショックでした。今、中二ですが学力は小学5年位です。
支援級です。
でも、近頃自分から進んで勉強しています。その姿見てますと、なんともいえません。
息子が大人になって、「子供の頃、お母ちゃん、お父ちゃん、ああいうことしてくれたなぁ」と思ってくれれば幸いです。

せいじ さんのコメント...

こんばんは
自分自身 恵まれてる事感じさせてもらいましたm(__)m
身体 大事に大切な家族 築いていって下さいヽ(´▽`)/

ポチ号 さんのコメント...

すくすくぽん
元嫁の話しになりますが二十歳の時に胃癌にて胃切除手術をし四年後には遺伝性の筋ジストロフィーの為、産み分け医療にて無事におんなの子を出産ました。中二で元気すぎますが笑顔でいたら辛いことの後には必ず良いことがやってくる。実際にその繰り返しで今まで頑張ってこれました。 必ずいい年になりますよ!

bebe_fan さんのコメント...

鮎という魚は、、、、、、
鮎という魚は、別名、年魚と申しまして、
1年間と言う短い期間に卵から孵化し、
成長、産卵といった過程を過ごしますので、
古来より日本では、特別な想いで珍重されているように思います。
考えても見て下さい。
人間の場合も、精子と卵子が結合したその日から、
��80日であのような大きさ迄成長するのです。
科学や倫理、道徳がどんなに進歩しようとも、
生命に関する自然の摂理に対して、正解などありません。
今は、お二人で話し合った結果の是非を求めるのではなく、
��おなかの)子供の生命力を信じてあげて下さい。