2012年6月29日金曜日

母がしんどい


みなさんは実母が嫌いですか?



最近書店で注目を集めているコーナーがあります。

 

「実母と娘の関係」についての本です。

 


「母がしんどい」 著者:田房永子(たぶさえいこ)

現在母と絶縁中



ウラ声


実際共感する方が多いようです。

今日もノンストップのノンストップサミットでは
実母と娘の不協和音「お母さんがしんどい」」というテーマでサミットが行われ、
せきららボイスで一般の方からのリアルな声も出ていました。


私はこれらの全てを見て、
ものすごく共感する部分と、疑問が入り交じりました。


素直に言えば、実母に対して想うことは沢山あります。

それはものごころつい頃から山のようにあるかもしれません。

男女問わずきっと多くの人がそうなのではと思っています。


けれど一つ思うのは、

「母親を嫌いだ」と言う感情自体、
好きだからなのではと思うのです。

憎しみも、恨みも、
愛情の上にあるものだと思っています。



母親だって人間です。
私は、駄目なところを見せられる母親は
良い母親だと思っています。

そのおかげで沢山のことを教わりました。
母との関わりから人間関係の難しさも教わりました。

環境やタイミングによって実母と娘の関係は変わっていきます。


絶縁をすることはできます。望むなら。

でも、いつか必ず人は別れるのだから、
自らそれを選ぶことはしたくない。

付き合って行く為にどうしたらいいのか、
それを考えるのが人と人なのではないでしょうか。


大嫌いだ!と言えたら、そこからがはじまりなのかもしれません。
次はどうやって向き合うか。

人間関係で問題が起きた時、
悪いのがどちらかを決めるのではなく、

必ず原因は五分五分にあると思って問題に取り組めたらいいのではないでしょうか。

相手の悪い部分だけ見ていれば、
何も解決しない。


自分を高める為にしっかり生きていれば、
きっと母との関係も変わる。

土の中で耐える時間は長いかもしれないけれど、
後は信じるしかない。

自分のこと、母のこと、
憎んでも、信じてみよう。