私は野島伸司のドラマをよく見るんですが、
先日久しぶりに『この世の果て』というドラマを見ました。
このドラマを見る時はすごく精神力を使います。
今日はそのドラマの、あるセリフについて日記を書きます。
『俺の想像だが、おまえは父親に愛されたことがないな。
幼い頃、父親に愛されなかったと感じる少女は、
自分が悪い子だからだと思ってしまう。
やがて成人して恋をしても、その潜在意識は消えない。
だから、男が駄目な奴でも、それは自分のせいだと思ってしまう。
その女は母性的であるとも言えるが、心理学的には完全な病気なのさ。』
このセリフが、
私の心には深く刻まれています。
はじめてこのドラマを見たのは確か小学1年生で、
母が録画して見ていたのをよく一緒に見ていました。
それから中学生、高校生、大人になっても
このドラマを見て来ましたが、
いつもこのセリフのシーンで私は胸がザワつくのです。
このセリフが好きなわけではありません。
そしてこのドラマが好きかと聞かれたらYesとは言えません。
それでも私が今まで見て来たドラマの中でこれほど
胸に刻まれた言葉はないです。
うちに父はいなかったけど、
私はそのことを不幸だと思った事はなかった。
愛されていなかった?
そんなこと、考えたらきりないじゃない。
分からない。でも、このセリフは胸が痛い。
必死にしまってきた心を
一瞬にして開かれているようで。
こんな風に私はドラマだったり映画だったり歌詞だったり、
そういうもので「自分のこと」を知る事がある。
でも、そういう共感を越えた、
シンクロするほどのものが私には大事なんだと思う。
楽しんで見るものではないけれど、
正座して向き合うような作品。
こういう作品に出会えてよかった。
みんなにもシンクロする言葉や作品があるんでしょうね。
良かったら教えてくださいね!!
2 件のコメント:
そのドラマの言葉に
凄く良く似た言葉が「ジョジョの奇妙な冒険」という漫画の中でも出てきます。
僕自身が好き、というか感動したのは
「神様はこの僕に”声”をくれた。きれいな花見られるこの”目”をくれた。”きれい”と感じられる”心”をくれた。それで僕はあの人に 何を返せた?」という歌詞です。
fra-foaというバンドの「澄み渡る空、その向こうに僕が見たもの」という曲です。
テレビみてると、突然グサッてくるような言葉みみにしますよね(>_<)
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